【お客様インタビュー】中古マンションを自分好みの空間へ

自分たちの手で家をつくっていきたい

お子様が生まれたことをきっかけに、それまで住んでいた東京のマンションの手狭感に気がついた剣持様ご一家が、小田原近隣での新たな家として探した物件の条件は、「自分たちの手で少しずつ好みの家をつくっていけること」。

思い描く住まいへの〝リノベーション〟を行うための、引越しでもありました。

リノベーションに至る経緯を教えてください。

ずっと賃貸マンションで暮らしていて、その時から漠然と「壁を塗ったり、収納を作ったり」みたいな、自分たちで好みの空間を作っていくことに興味がありました。賃貸だとできることが限られてくるので、好きなように〝家をいじれること〟が、「マンションを買いたい」理由のひとつでもあったんです。

子供が生まれたのも大きなきっかけになり、いろいろ考えて小田原に築41年の中古マンションを購入しました。長く住んでいる方がずっと丁寧にケアしてきたマンションなので、マンション全体の状態はすごくよかったのですが、まぁ古い物件なので、部屋の内装は「昔ながらの団地」という雰囲気で。

自分たちができることだけでは絶対おしゃれにならないことは分かっていたので、和室と洋室に分かれていたところをひとつのリビングルームにしたり、壁や天井も壊してもらったりして、自分たちがいじりやすい〝キレイな箱〟を作る部分をプロにやってもらいたくて業者さんを探していました。

具体的な条件や希望には、どういうものがあったんですか?

とりあえず、ここ(和室と洋室があった場所)を「ひとつにしたい」というのはありました。

細かくいうと、キッチンにあわせた棚を作ってもらったり、洋服を収納するスペースについて悩んでいたので、その相談もしました。

ただ、そもそもリノベーションにかけられる予算が200万円と少なかったので、予算内で何をやって頂けるか?どこからなら自分たちでもできるか?というのも含めて相談させてもらっていましたね。

目隠しとしてのロールスクリーンと、あとでいじりやすいようにレールだけつけてもらって、どんな収納にするかは奥さんと相談しながら、ホームセンターでいろいろ材料を買ってきて試行錯誤しながら収納スペースを作りました。

リノベーションするにあたって、一番こだわった部分はありますか?

こだわったのは、やっぱり壁ですね。

高久さんに教えてもらって、奥さんのお父さんとかにも手伝ってもらって、コテを使ってみんなで頑張って塗りました。塗る前と後ではずいぶん雰囲気も変わったので一番「やってやった」感があります(笑)

自分で塗るのは難しいって話も聞いていたんですが、高久さんに相談したら「一緒に塗りながら教えますよ」と言っていただいたので、非常にありがたかったです。

アールリフォーム工房を選んだ理由は?

高久さんにお会いする前に、小田原の別の会社さん、2つの会社に相談してお見積りを頂いていたりしたんですが、高久さんは、「DIYも一緒にやりますよ」とか「やり方を教える時間もつくりますよ」といった感じで、相談した時に一番〝何とかしてくれそう〟だったんです。

他の会社さんに相談したときは「予算は200万円で、あれもしたいこれもしたい…」っていうと、明らかに苦々しい顔をしてるんですよ(笑)

「会社があらかじめ用意しているメニューがあるから、その中から選んで下さい」という感じで、私みたいに「ここは自分でやりたい!」というのはちょっと困る、という雰囲気でした。

でも高久さんはそのあたりがとても柔軟で、私のワガママにも親身になって相談に乗ってくれて。あとご自身で会社をやりながら大工さんもやっているので、コスト的にもだいぶ安くして頂いてますし、何か質問したらその場ですぐ答えてくれたり、判断してくれて。話が早くて安心できる、と思いました。

高久さんがご自身で作られたショールームの雰囲気もすごく好みだったので、好みの方向というか、センス的な部分でも安心して任せられそう、というのも高久さんにお願いした大きな理由のひとつです。

リノベーション後の暮らしについて教えてください。

東京で住んでいたマンションは〝手狭感〟が大分あって、子供が動き回ったりしづらいし、もうちょっと広いところに住みたいなと思っていました。

今はキッチンでご飯を作りながら子供が走り回っているのを見れるようになったし、夏にはベランダから酒匂川の花火大会がきれいに見れるので、奥さんのお父さんとお母さんにも来てもらって、食事やお酒を飲みながら鑑賞会をしました。

娘は花火の音にコワイって泣いてましたけど(笑)

窓に近づけば海も見えますし、特等席ですね。

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自分たちらしい、自分たちが好きな場所へと形づくっていくための、リノベーション。あふれるイメージと限られた予算。妥協しないために必要なのは、自分たちの力、助けてくれる人、相談にのってくれる人。手探りで手作りの住まいづくりには、居心地の良さと共に達成感も。それはまだ終わりではなく、これからも日々、年々、柔軟にその姿を変化させていきます。

剣持様邸改修工事

工事期間 2019年4月上旬~5月中旬(DIY含)

工事費用 約215万円